「人は記憶でできていると思っていた。」から改題しました。
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4月の頭に、へーちゃんの
長年の座椅子生活を
私が強引に変えた。


足の付け根が痛い痛いとのべつ訴えるへーちゃんに
往診の先生が
「いすの生活にしましょうよ」とアドバイスし続けて1年強。
座椅子の生活よりそのほうが
腰への負担がぐっと軽いそうだ。

そりゃそうだ、立ち歩く時のよすがは机のへりなんだもの。
つまり、腰をぽっきり二つ折りにして
ちゃぶ台のへりをたどりたどりつかまって
ずっと部屋中を移動しているわけ。
どんな若い健康な人でも腰を痛める姿勢でしょう。
(考えただけで疲れる)
それなのにへーちゃんはこの一年
どんなに先生と私が勧めても
いすの生活にうんとは言わなかった。
絶対の拒否。

でも私の根気は切れてしまった。
もうへーちゃんと顔をあわせれば聞かされる
「イタイイタイ」にうんざりしてしまったんです。
このままほっといたら
ますます腰やら足やら痛くなって動かなくなって
(兆候は充分ある)
ゆくゆく寝たきりになるよ。
そんなの引き受けるのぞっとしない。
へーちゃんもわざわざそんな風になりたいわけではないでしょう。
私のために、私はやったのです。
私とへーちゃんに必要だから。

老化現象は「治る」ものではない。
けれどちょっと改善を図れるのだったら
だめもとでなんでもやるんだ。
という、認識、覚悟、知新の心意気を
へーちゃんが失って久しい。

だったら
私が肩代わりするしかない。
罵倒されて結構、
必要なことはどかどかやるんだ。
(この開き直りにたどりつくまで
結構かかりました。
これについては別項で改めて。)

85歳になる今の今まで
机といすで生活したことがなかった人なので
どこまで拒否し続けるかなー
泣いちゃうかなーと思いつつ
どんどん購入、搬入、模様替え。
その刹那はもうへーちゃんはやはりヒステリー、悲鳴、叫喚。
「あとで自分で直すからいいわよっ」
「人のうちで勝手に何やってんのよっ」等々
耳をふさぎたくなるような
というか100倍返ししたくなるような拒絶の言葉の数々を浴びましたが
(いや、へーちゃん元気じゃん)
3週間もたとうかという今は、
結構順応している。
というかその日の夜には
「あら、いいわねえ、早くこうすればよかったわねえ」とおっしゃる。


はあああ‥‥‥。
どうしてもいやってこの一年強、言い張っていたのは
あなたなんですけど‥‥。


模様替えをしようとして
へーちゃんの拒絶のあまりの激しさから
ダンナが逡巡して止めたこと、一度ならず。
それもダンナが
へーちゃんの愁訴がどんなに頻繁、というか恒常的で
聞いてるほうも同情というより
わずらわしく
へーちゃん自身にとっても、実際
生活そのものがどんなに大変かを
理解できないせい。


実子の理解を得るのさえこんなに大変なのか!
会社と自宅の往復でせいいっぱいのダンナには
へーちゃんの抵抗の無意味さがわからないのか!!と
虚脱感募ることたびたび。
あまりの鈍感さに「離婚」が頭をよぎる。
「あんた、あたしが世話すりゃいいと思ってんでしょ
世話してくれるからいいもん、て」と。


私が品を見繕って実行に移そうとするたびに、
白紙撤回、ということが何回かあり
ついに私はじれ、切れた。
へーちゃんやダンナの許可なんか待ってたら
へーちゃんが死んでしまうまで変わらん。
これは、この私が決行するしかない、
もう、やっちゃうもんね!と。

結果、オーライ。
拍子抜け。
バカみたい。

ダンナいわく
「良いと明らかなことは、
意思を確かめないでやっちゃってもいいようになるんだね」

だからさ、へーちゃん、認知症なんだから。
的確な判断なんて
もう
できないの。
全部ただの気分なの。

デイサービスの件とまったく同じ経過でしょ?
(この件また追って)
まだわからんか。
まだ認められないか。

へーちゃんは

認 知 症 なんです。


息子はかくのごとく
実母の認知症を受け入れがたいものなのか。


‥‥‥‥。


まだまだ、のどかな段階の認知症に対応しようって時でさえ
夫婦間に
これだけ認識にギャップがある訳です。というお話。ちゃんちゃん。

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【2008/04/22 02:20】 | ’08.4.10以降
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